活動トピックス (他コンテンツ講演内容に記載)
2006.04.01
高槻市医師会学術講演会
<第16回、17回高槻市医師会学術講演会>
(平成14年2月6日、14日)
「運動療法の効果と実際-運動プログラムと実践-(1)(2)」
栄養士・厚生労働省健康運動指導士 池端 裕子 先生
厚生労働省は2000年4月から第3次国民健康づくり対策として「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を開始しました。この運動の目的は21世紀の我が国を全ての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするため、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸及び生活の質の向上を実現することであるとし、そこに身体活動・運動は生活習慣病の発生を予防する効果があり、健康づくりの重要な要素であると記されています整形外科においての骨粗鬆症や変形性膝関節症、腰痛予防のための運動の重要性。また、米国スポーツ医学会や米国糖尿病学会が糖尿病の運動療法の最新の考え方を報告し、運動療法は細胞レベルから臨床そして集団を対象とした疫学レベルまで幅広い影響を及ぼすことが明らかになりつつあります。また心臓リハビリテーションの分野でも運動のもつ有益な効果が認められてきました。そんな中、科学的根拠に基づく安全かつ効果的な運動はどうゆうものなのか、そして運動実践を生活習慣の中にどうやって取り入れていったらいいのかなど現場の経験なども含めお話したいと思います。
高槻市医師会報 2002年4月 第124号 P34 より抜粋