きのくに信金高齢者セミナー〈2001.6.19〉
日高新報・紀伊民報に"健康な体づくり"として取り上げられました。(以下、新聞記事より転載)
食事は「まごはやさしい」
きのくに信用金庫の高齢者セミナーは19日午後1時から田辺支店で開いた。「健康なからだづくり」をテーマに、大阪から健康運動士の池端裕子さんを迎え、南部や田辺周辺から約百人が参加した。開会で浅井利晃専務が、"お年寄りに優しい信金"をアピールし、有意義な集いを願った。セミナーは、和やかなムードに包まれいす体操の実技を交えながら池端さんは、食事と運動、休養のバランスの大切さを強調した。楽しかった講座を紹介する。
第二の人生を楽しく
健康といっても、普段はそれほど気にならず、自分の体なのにいうことがきかなくなった時、初めて健康の大切さがわかる。高齢化社会の中で、老後は残りの人生ではなく、もう一回の人生と考えると、本当の意味で素敵なことが出来る。そのためには病気にならないことだが、生活の中での少しの不注意の積み重ねが、大きな病気になる。ガンや脳卒中のような生活習慣病を予防するには、食事や運動が大きなポイントになる。まず食事では一日に三十品目を食べようと言われているが「まごはやさしい」を忘れないでほしい。「ま」はとは豆類、「ご」はゴマ、「は(わ)」はワカメ、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はシイタケ、「い」はイモ類で、どれも大切な食物だ。もう一つの決め手は色で、黄色、緑、赤、黒の食物をバランスよく取る。もちろん量や味付けも大切で塩分は控えめにしよう。
気軽に運動
運動では、座ったままで身の回りの事が出来れば、便利なかわりに、運動不足になっていまう。肥満や体重の関係では、体脂肪を落とし、筋肉を増やす事で、運動はスポーツではなく身体活動だ。構えずに生活の中で、気軽にいつでも出来る身近な運動は歩くことだ。万歩計をつけたり、地図に色をつけていったり、一緒に歩く友達ををつくり、工夫するのも続けるコツだ。筋肉は使わないと縮んでしまうが、つま先を上げたり、下げたり、肩を回したり、腕を上げたり伸ばしたりと、テレビを観ながらでも出来る運動はたくさんある。運動は時間がないと出来ないと思っていてはダメだ。
休養も忘れずに
もう一つ大事なのは休養で、疲れたら十分に休み、体を養うことだ。元気で生活できるのには、食事・運動・休養のバランスが大切だ。生活の中で、私自身が心掛けているのは、三つの「あ」だ。一つめは、「あきらめない」もうひとつは「あせらない」そして「あわてない」。みなさんの素晴らしい生活を願う。
「筋肉を鍛え体脂肪を落とそう」
「休憩中も質問がいっぱい」
みなさん満足されていらっしゃいました。